開院医の約9割が開院時の医院設計でなんらかの失敗を経験しているというデータがあります。そして、失敗の原因でもっとも多いのが「診察室間の動線の悪さ」「カルテの収納スペースの不足」といった“間取り・収納の使い勝手の悪さ”。先生やスタッフの働きやすさを考慮したゾーニングや、医療機器・薬剤、カルテなどの収納の確保、集中して治療にあたれる空間づくりを考慮した医院設計が重要です。
また、「無駄な設備をつくってしまった」といった失敗談も耳にします。コストの無駄にもなりますので、実用性のない設計は避けたほうが無難です。竣工後に後悔することがないよう、医院づくりの実績があり、医療機器の配置・収納などを考慮した設計が行える設計士に依頼しましょう。